
豚バラ肉をじっくり柔らかくなるまで煮てから甘辛で味付けして作ります。
分厚く、やたら重い鋳物琺瑯鍋で作っております。
うちのような小さな店だからこそ、な感じで煮込み料理などには鋳物琺瑯鍋が活躍いたします。
じっくり柔らかく煮て、仕上げは別の鍋でさっと甘辛煮。

鋳物琺瑯鍋
鋳物琺瑯鍋についてまとめてみました
鋳物琺瑯と豚角煮の相性はどうでしょう?
なぜ柔らかくなるのか
① 温度が安定する
厚手の琺瑯鍋は熱容量が大きいため、沸騰しすぎず、90~95℃程度の穏やかな状態を保ちやすくなります。
角煮はグラグラ煮るよりも、静かに煮続ける方が筋やコラーゲンがゆっくり変化し、柔らかく仕上がります。
② 蓋が重く、水分が逃げにくい
蒸気が鍋の中で循環するため、
- 肉が乾きにくい
- 煮汁が煮詰まりすぎにくい
- 味が均一にしみ込みやすい
という利点があります。
③ 蓄熱性が高い
火を止めても鍋の温度がゆっくり下がるため、余熱で煮含めることができます。
例えば、
- 1時間弱火で煮る
- 火を止めて30~60分置く
- 再び30分ほど煮る
といった方法でも、肉がさらに柔らかくなり、味もなじみやすくなります。
他の鍋との比較
| 鍋 | 角煮との相性 |
|---|---|
| 厚手の琺瑯鍋 | ★★★★★ 非常に良い |
| 土鍋 | ★★★★★ とても良い(ただし直火や急冷には注意) |
| ステンレス鍋(厚底) | ★★★★☆ 良い |
| アルミ鍋 | ★★☆☆☆ 火加減に注意が必要 |
| 圧力鍋 | ★★★★★ 最も短時間で柔らかくなる |
圧力鍋との違い
圧力鍋は30~40分程度で柔らかくできますが、厚手の琺瑯鍋は時間をかけて煮ることで、繊維を崩しすぎず、しっとりとした食感に仕上がりやすいのが特徴です。
「ほろっと崩れる」よりも、「箸で切れるのに形は保っている」という仕上がりを目指すなら、厚手の琺瑯鍋はとても向いています。
結論として、豚の角煮をはじめとする肉の煮込みをよく作るのであれば、厚手の琺瑯鍋は最もおすすめできる鍋の一つです。時間はかかりますが、その分、肉のうま味を引き出し、やわらかく上品な仕上がりになりやすいでしょう。

