懐石定食で最後の甘味とお茶の一つ、抹茶。

狭山茶の明松
色鮮やかなうつくしさ

抹茶と粉茶の違いを簡単に表にしてみると、、、
| 抹茶 | 粉茶 | |
|---|---|---|
| 原料 | 碾茶(てんちゃ) | 煎茶 |
| 栽培方法 | 遮光栽培(日光を遮る) | 露地栽培(日光を浴びる) |
| 味の特徴 | 旨味、まろやかさ | 渋み、爽やかさ |
| 色 | 濃い緑色 | 薄い緑色 |
| 成分 | 旨味成分「テアニン」が豊富 | カテキンが豊富 |
| 価格 | 比較的高価 | 安価なものが多い |
| 用途 | 茶道、お菓子作り | 日常的な飲用、お菓子作り |
抹茶と粉茶の主な違いは、原料となる茶葉の種類と栽培方法です。抹茶は、日光を遮って育てた「碾茶(てんちゃ)」を粉末にしたもので、旨味成分が豊富で色が濃いのが特徴です。一方、粉茶は、一般的な「煎茶」を粉砕したもので、煎茶本来の爽やかな渋みと風味が楽しめます。
抹茶
- 原料: 「碾茶」を使用し、それを石臼で挽いて粉末にしたものです。
- 栽培方法: 茶葉に約1カ月程度覆いをかける「被覆栽培」で育てられます。
- 特徴: 日光を遮ることで、旨味成分のテアニンが豊富になり、苦みや渋みが少なく、色が濃い緑色になります。
- 用途: 茶道では茶筅を使って点てて飲みます。また、お菓子作りにも幅広く使われます。
粉茶
- 原料: 煎茶の製造工程で出る細かい茶葉の部分や、煎茶を粉砕したものです。
- 栽培方法: 日光をたっぷり浴びて育った煎茶が原料です。
- 特徴: 煎茶と同じく、すっきりとした渋みと爽やかさが特徴です。
- 用途: 主に家庭用として使われ、急須で手軽に入れられます。

